2021-04-15 第204回国会 参議院 環境委員会 第6号
資料三を見ていただきたいんですが、当初の環境大臣意見には、赤枠で囲んだ中の横線で消された部分、本発電所の稼働に伴い年間六百万トン以上の二酸化炭素を排出する可能性があり、最新鋭の天然ガス火力発電所を建設した場合と比較すると年間三百八十万トン以上多く排出することになる可能性があるという記述がありました。燃料を天然ガスにした場合との比較でCO2排出量の多さを具体的に懸念する指摘でありました。
資料三を見ていただきたいんですが、当初の環境大臣意見には、赤枠で囲んだ中の横線で消された部分、本発電所の稼働に伴い年間六百万トン以上の二酸化炭素を排出する可能性があり、最新鋭の天然ガス火力発電所を建設した場合と比較すると年間三百八十万トン以上多く排出することになる可能性があるという記述がありました。燃料を天然ガスにした場合との比較でCO2排出量の多さを具体的に懸念する指摘でありました。
○政府参考人(森下哲君) 御指摘いただきましたとおり、石炭火力発電は、最新鋭の技術でも天然ガス火力発電の約二倍のCO2を排出をいたします。また、我が国では多数の石炭火力発電の新増設計画がございまして、これらの計画が全て実行され、ベースロードとして運用されますと、仮に既存の老朽石炭火力発電が順次廃止されたといたしましても、我が国の二〇三〇年度の温室効果ガス削減目標の達成は困難でございます。
石炭火力発電は、たとえ最新鋭のものであっても天然ガス火力発電の二倍のCO2を排出するというものもありますので、こういった観点から見ても、やはりパリ協定の長期目標とこれは整合的でないと私は言えるのではないかなと思います。
また、この間、高効率の天然ガス火力発電所もかなり建設されています。現在の供給力に問題がないこと、そして、これからの人口減少による需要減、再生可能エネルギーの導入拡大を考えれば、これだけの石炭火力発電の増強は過剰でありまして、もちろん気候変動の観点からは全く逆行するものであります。 現在の石炭火力は高効率だから良いという指摘もございます。
石炭火力発電は、最新鋭の技術をもってしても、CO2排出係数が天然ガス火力発電のおよそ二倍にもなる。これらの計画が全て認可され、実行されてしまえば、どうなりますか。我が国の削減目標の達成は到底不可能となります。 この状況を打開するためには、まずは、私は、三十五基の新規計画を認めるべきではない、このように思っているわけでございます。
例えば天然ガス火力発電所では、エネルギー利用率が四〇%の旧型設備を最新にすれば、これは六〇%に引き上げられると言われました。同じ発電量で燃料消費量を二五%から三〇%削減できます。設備更新は段階的には進められていますが、より加速させて、火力発電所の燃料をCO2排出量の多い石炭、石油からLNGへと切り替える政策を推進すべきです。省エネ投資は内需拡大、雇用の創出にもつながります。
ここに発電所は書いていないんですけれども、例えば火力発電所ですと、ここ二十年ぐらいで天然ガス火力発電所の効率向上、大変著しいものがあります。
石炭火力以上に、今、燃料価格の部分が大きな割合を占めるのがこの天然ガス火力発電所でもございますので、発電コストという意味でも大変重要な要素になりますので、引き続きの御努力を、後ろ、お尻を切って、ここが大事ですよ、お尻を切ってやっていただくということをぜひお願いしたいというふうに思います。 次に、今度はまた同じく電気料金のことでございますが、さまざまな理由で電気料金が上がっている。
○参考人(岩間剛一君) プラント輸出については、皆さんも御承知のように、海外のインフラ戦略というのを実際のところは政府で策定していて、御存じだと思うんですけれども、実際に難しいのは何かというと、私自身も資源エネルギーをですからもう三十年近くずっと研究していますから分かるんですけれども、実際に今御質問のあった例えば石炭火力発電とか天然ガス火力発電といったものの日本のプラントの輸出というのは実は総合商社
これまで、いろいろな報道や文献、研究者からさまざまなデータが発表されておりますが、私なりにこのデータを簡単にまとめさせていただくと、石炭火力発電は、CO2排出が少ないと言われている最新型であったとしても天然ガス火力発電の約二倍に排出量がなるという数字、さらには、国内で新増設がどんどんふえておりまして、計画されている石炭火力発電が全て建設されると、二〇三〇年のCO2削減目標を約七千五百万トン超えるおそれがあるというような
○鎌形政府参考人 まず、石炭火力発電の排出係数ですが、最新鋭石炭火力であるIGCCでも〇・七一ということでございまして、最新型の天然ガス火力発電のGTCCの排出係数は〇・三二から〇・三六となってございますので、石炭火力発電の排出係数は、最新のものであっても天然ガスのおよそ二倍ということでございます。
ドイツでは、実際に、最新鋭の天然ガス火力発電所も採算が悪化して運転を停止する、こういうようなお話も出てきたわけでございますので、再エネの導入を進めたときに、では、調整電源を中長期的にどうやって安定的に確保するのかというのはこれからどんどん大きな課題になっていくのではないか、このように感じた次第でございます。
委員が御指摘されました、メタンハイドレート掘削ポイントに近い地方部に火力発電所等を建設したらどうかというお話でございますが、今述べましたような課題をまず克服した上で、商業生産に至った場合には、メタンハイドレートから回収される天然ガスの生産量やコストなどによっては、地域のニーズも踏まえつつ、天然ガス火力発電の燃料や都市ガスの原材料などとして活用することも検討されていくのではないかと考えております。
しかし、石炭火力発電所のCO2排出量は天然ガス火力発電の約二倍であります。今年の末にはCOP21も開催されて、新たな削減目標が決まります。また、電力が自由化されると、新たな省エネ規制が導入されることになる、現在は比較的安くて規制が厳しくない、だから今のうちに駆け込み的に造ってしまえというような石炭火力発電所の増設だとか輸出というやり方は、やっぱり国際的な信義に私はもとるんじゃないかと。
石炭火力発電所につきましては、それが最新鋭の技術であったとしても、天然ガス火力発電所に比べて約二倍の二酸化炭素を排出するものでございます。そしてまた、通常数十年稼働をするといったようなことを考えますと、中長期の地球温暖化対策としてしっかり対応していくべき分野であるというふうに認識をしているところでございます。
高効率の天然ガス火力発電所に加えまして、環境性が高く電源セキュリティー向上など付加価値を兼ね備えました分散電源、コージェネやエネファームの普及拡大につきましても、大変高い目標ではございますが、引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。
ですから、具体的なことは申し上げられませんが、今後、調査結果を踏まえまして、豊富な資源量の存在が確認され生産技術が実用化された、そうした場合には、メタンハイドレートから回収される天然ガスの生産量やコストなどによりましては、地域のニーズも踏まえつつ、天然ガス火力発電の燃料、あるいは都市ガスの原料、そういったものとして活用すること、行く行くは、政府のこの調査の段階の次に、民間が判断をしてそういうことを活用
現実問題といたしまして、原子力発電所がとまったところを天然ガス火力発電あるいは石油火力発電等々で補っているという状況であるわけでございまして、こういった化石燃料による発電に対する依存度は約九割近くになっている状況にございます。そういう意味におきまして、火力発電というものが我が国の今後のエネルギー需給構造の中においてもなお重要な役割を担っていくということは間違いないと私どもは考えております。
その目標を実現するために、高効率LNG火力発電等の導入促進策に関して、去る十月三十一日の衆議院本会議におきまして、我が党の東幹事長の質問に対しまして、野田総理の答弁の中でも御賛同をいただけたものと私は承知をいたしておりますが、政府における最先端技術を用いた石炭、天然ガス火力発電の具体的な導入促進策をお聞かせいただきたいと思います。
○大臣政務官(奥谷通君) 環境省といたしましては、本年の三月に地球温暖化対策推進大綱というものをお出ししまして、段階的に地球の温暖化防止の対策を、ステップ・バイ・ステップで立てておるところでございまして、いわゆる今話題になっております太陽光発電や風力発電等の新エネルギーの積極的な導入というのは大賛成でございますし、老朽化した石炭火力発電所の天然ガス火力発電への転換とか、あるいはまた、先ほどお話出ましたですが
電力会社としても、こうした認識で天然ガス火力発電の開発に取り組んでいるところですけれども、この導入に、私どもとしても期待をかけているところでございます。